とぅでいのじゆうちょう

バイクでおぎゃる異常男性のブログです。対戦よろしくお願いいたします。

CBR250RR(MC51)を自家塗装しちゃった話

ぽんぽんぺいんから復活したので初投稿です。

Twitterではチラ見せしていたのですが
やっと形に出来たのでお話します。


0.全塗装の経緯

事の発端は自分の部屋に余っていた青色のカッティングシートをテールカウルにラッピングし始めたところから。
このCBRを購入して一番最初に純正デカールをひっぺがえすという暴挙にでるほど僕は青色が好きなんですけどやっぱり太い青がほしい…(欲情)発作が定期的に起こっていたのは言うまでもない。
お店に依頼するにもお金かかるし,自家塗装して失敗したらもとに戻せなくなるので試しにテール部だけラッピングすればinじゃねぇの?ということでカウルをバラマキして仕事終わり夜な夜なドライヤーとソフ〇ップのポイントカード(ジェネリックスキージ)でえっちらおっちら作業

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なんとかそれっぽくラッピングはできたのだけどどうしてもしわが隠せないポイントが出てしまい、近くで見るとやだもう恥ずかしい…(赤面)そもそもこんな角ばったデザインをしたバイクが悪いんだなんて大きな声では言えないけど実際ラッピング初心者には少々ハードルが高かったです。

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それでも遠くから見れば以外と鮮やかな感じでフルラッピング出来たら意外といけるのでは?と思ったのだけどテール部だけでも相当な時間と労力を持っていかれ、やる気なんてもうない(ない)

もうそうなると自分で全塗装しかないよなぁ?(キチスマ)(逃れられぬカルマ)

という事で今年は自粛解除がなったとしてもお盆はあまり遠出する気もならないし天気良さそうなんで実家に数日引きこもってやる事にしたわけ(建前)実際は実家帰ってもネットすらまともに使えない上にマジでやる事無かったのはヒ・ミ・ツ(本音)
予備カウル?必要ねえんだよ!!(強気)


1.塗料と部材の準備

やる気が起きたらあとは道具をそろえるだけ。全塗装なんて処女童貞なので,塗装用のガンなんてないです(ない)。んなわけで今回はホームセンターにもある車の補修用のスプレーを使います。利点は近場のホームセンターや車屋で揃えられるのと塗料の調合などの必要がないのですぐに利用できる点。今回クソ田舎の実家に引きこもって作業したかったので途中スプレーを切らしてしまっても買い出しにいけるのはありがたい。まあ今回はちょっと多めに準備していたので大丈夫だったんですけどね初見さん。
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以下使用した塗料、部材等
・プラサフ(シルバー、白)
・カラースプレー(ホンダの青,白)
・2液ウレタンクリア
・シリコンオフ(脱脂剤)
・耐水ペーパー(#600番,#700番)
色はホンダのビビットブルーP(B520P)とニューポーラホワイト(NH-512Z)を選択。
選んだ基準はなんとなく(てきとう)青は王道を往くスバルのWRブルーマイカーとも悩みましたがHNDで統一(宗教上の理由)

この塗料で重要なのはクリア塗料の2液ウレタン。アクリル塗料に比べるとコストは高くなるけどガソリンに強くアクリルに比べて強固な塗膜に仕上がります。今回はソフト99のボデーペンシリーズで揃えるつもりでしたが近所のホームセンターの都合上ホルツのスプレーも買いました。

写真には結構な本数のスプレーを買いましたが結局使ったスプレーの本数は、
・プラサフシルバー→4本,白→2本
・青→5本,白→2本
・2液ウレタン→3本

お値段はナオキです…(諭吉2人オーバー)


2.カウルバラし

まずは作業効率上げるためにカウルを全部バラします。

f:id:TodayM:20200923212817j:image慣れ親しんだ純正ホワイトと見納めしつつ一つ一つ剥がしていきます。

f:id:TodayM:20200923213145j:imageサイドカウルまでは何度か今までバラした事があるので1時間ほどで剥がせました。

f:id:TodayM:20200923213514j:imageここすこポイント
右ヘッドライトにRRのロゴこっそり印字されているのにこだわりをカンディル…

f:id:TodayM:20200923213921j:image順調にバラしていたのだけどフロントフェンダーはタイヤを外さなきゃ抜けない事が判明。まあこの部分は塗装しない予定だったのでこれはそのままにしました。

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f:id:TodayM:20200923214321j:imageそれ以外は特に問題無く塗装したいパーツバラし完了です…
やっと塗装の準備にいけます。
余談だけどやっぱりガレージ整備っていいっすね(感涙)雨風関係なく整備できてサイコサイコ…


3.下地処理(足付け)

まず塗装の一番最初の工程なのに最終的な仕上がりに8割方影響する重要な工程である下地処理から。簡単な話塗装するパーツの表面をならしながらカウルと塗膜の付きをよくするための処理のこと。仕上がりに8割影響するというのはここでサボると塗料がうまくのらず塗装面が縮むもしくは剝がれてしまうから重要なのんな。

やりかた自体は至って簡単で#600の耐水ペーパーで表面をこするだけ。耐水ペーパーは水をかけながら使うと目つまりせず使えるので水場の近くで磨くか霧吹きを用意して作業すると効率があがるゾ。

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上の写真が作業前下が作業後
艶が無くなって触って若干サラサラするぐらいまで磨きました。
あとは台所洗剤で洗って乾燥させて脱脂します。
見ての通り下地処理は外装に思い切り傷つけるのでやる前ならまだノーマルの状態に戻せるので覚悟の準備をしておいて下さい!(ワザップ)
まあ先っちょが入ってしまったら後は何とも無いんですけどね(苦笑)あとデカール等のシール関係はこの時点で綺麗に剥がしておきました。下の写真みたいに糊が残っている状態だと塗装がのらないので綺麗にしましょうね~
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4.プラサフ塗り(下塗り)

f:id:TodayM:20200923220743j:image1番地味な作業が終わりやっと塗装ぽい作業に入ります。
プラサフは塗装の付きをより良くするためだったり上塗りする色を良く映させるための工程ゾ
まともに塗装なんて今回初でうまく塗る方法なんて語れないしググレば情報は沢山あるので詳しいことはそっちを見てほしいけど一番気を付けたのは薄く塗る事。これはあとで塗る上塗りでも同じことが言えますが1度で色を塗らずに3度目ぐらいで落ち着かせるイメージで塗ると綺麗に仕上がるので焦らずじっくり時間かけてやる事が重要ゾ

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今回青色をのせるとこに灰色、白色をのせるとこに白のサフを5度塗りました。


5.色塗り(中塗り)

プラサフ塗ったらやっと色塗りです。
さっきも言ったけど焦らずゆっくり薄く何層も重ねるイメージで塗ります。
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これが1層目。色がバラついているけどこんなもんで問題なしヨシ!

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これが5層程厚塗りしたあと
1層目より全体的に色のバラつきが無くなりしっかり色が落ち着いたのがわかる。
何より一気に完成に近づいてあーヤバい!(大興奮)
この調子で他のカウル類もやったる!!
そう思い夜中に田舎特有のクソ広い敷地内にカウルを広げてライトアップ下で塗装をする(意識高い系)ただこれがガバ行動だったのは言うまでもない(戒め)

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6.クリア塗り(上塗り)

色塗りが終わったらクリアも同じように塗るんですけど2液ウレタンの塗料はすぐに硬化してしまうので使いはじめたらその日のうちに使いきらなければいけないので注意。あと少し厚塗り気味に塗ると良いとされているけどあまり欲張ったり、高価な塗料だからって使い切ろうとするとガス圧が弱ってダマになるので欲張らないようにしよう(1敗)

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ちなみに薄暗い中塗装した結果クリア厚塗りしすぎて白くなったカウル君
やらかしたと思ったら乾燥したら全然大丈夫でした。
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あとは乾燥するまで2日ほど放置したゾ

7.組み付け
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塗装が乾いたらあとは元通りに組み付け。
いよいよこれまでの苦労が吉と出るから凶と出るかのドキドキの瞬間。
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組み付け途中だけど段々完成に近づくにつれて思っていた以上に
イメージがガラリと変わりそうでオラァわくわくすっぞ
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なかなかやるじゃない(自画自賛)
最初全部青で固めようかと思ったけどフロントフェンダーとリアカウルの真ん中部分は純正のままに残したのでアンダーカウルとタンク上のカバーを白で塗って浮かないようにしたのが意外といい塩梅に収まりました。

この時点でほぼ終わりですが塗装の最終仕上げ行います。

8.コンパウンド磨き

ソフト99のウレタンクリアの説明には磨きは不必要と書いてありますが,どうせやるなら綺麗に仕上げたいので磨き上げやっていきます。

塗装が終わって1,2週間空いた休みの日にエアツールで使えるバフを貸して頂けるということなので上司の家にお邪魔してきました。

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使うのは耐水ペーパーの#1000,#1500,#2000

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コンパウンドの#3000,#7500,#9800の3種類を用意。

やり方はペーパーで#1000番から水磨きして#2000番まで終わったら今度はコンパウンドの低い番手から磨いていくだけ。アンダーカウルはどうせすれたり汚れるのでやりませんでした。

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カウル形状が複雑で意外と手間がかかり大変だけど磨いていくと目に見えて綺麗になっていくので意外と楽しい。結局最後のほうは上司2人巻き込んで(後輩社員の屑)3人で手磨きして工事完了です…(達成)上司のお二人にはホント感謝しかないです。

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ただ気合入れすぎると下地まで削れるので程々にしようね!(2敗目)
特にエッジの利いた部分はどうしても塗装が薄くなりがちなので塗るときも気持ち厚めに塗った方がよさそう。

9.完成

最後にちょろっとカッティングシートで手切りしたステッカーをペタペタして終わり!閉廷!

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あぁ^~いいっすね~(自画自賛)
シャニマスの押しユニットのサインとロゴ入れたヲタクアピールもいい感じだで。あと日中と夜で色の見え方が違うのもエッッッッッ!!!

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まあ近くでよく見ると夜中の薄暗い中の塗装した代償に若干色ムラがあったり,クリアをケチって最後まで使い切ろうとした結果ダマになってしまったりいかにも自家塗装感出てしまったけど1回目としては上出来な仕上がりなのでヨシ!(どうせいつかサーキットでコケルため)

今回自家塗装を突発的にやったわけだけど予想より上手くまとまって良かったです(総評)。ただやって思ったのは自家塗装はそこまで安上がりじゃないこと。お金は塗料分だけで済むけど、作業環境や手間と時間はかなりかかるので品質も保証されるプロの塗装屋さんにお任せするのが一番だってはっきりわかんだね(結論)。でも自分でここまで大掛かりな事をやるのはやっぱり楽しいんすよね~(DIYの醍醐味)。下地処理はじめたときはタンク磨いただけで嫌になってたのに結局その日の夜中の2,3時まで作業を黙々とやったり、上司巻き込んでみんなでバイクに群がってワイワイ作業したりの過程から最後無事完成した時の達成感はきもちええんじゃ^~

バイクがちょっと生まれ変わって秋シーズンに入ってきたので雪降る前にツーリングいかなきゃな~俺もな~

www.honda.co.jp


あふーん(白目)